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「そんなわけにいくかあ!!せめて!!せめてもう一人!!」
おいおい。さすがに二人だけでアイドルって
しょうがない。ここは人間界に期待しよう
そのためにはここの事務所に入りたいと思えるユニットをつくらないと
にしても、今いるのは飯野と金城。
黒色の短髪と茶色の三つ編み。
三つ編みは後でほどくなりしてチェンジだな
で、問題はその後だ
この二人でも一際かわいいしいいんだが、もう少しインパクトがほしい。
だから、ここはバランス的に金髪で
できればスタイルが良くて
いや、これは個人的な趣味入ってるかな?
でもなあ
飯野が貧乳
金城が手に収まるくらいの胸
と、くれば後一人巨乳の金髪の女子高生が
まあ、それは求めすぎかな
よし…………探して無理なら
{……………で?あたしのとこに泣きついてきたと?たった2人しか集まらなくて}
「はい。その通りにございます」
なんてことだ。事態が事態とはいえ、閻魔大王に土下座しなきゃいけないとは
そうして今、閻魔大王がさらに上から目線で絡んでくるというこれまた不快なことこの上ない状況であるからして
{………………プッ}
あ、笑いやがった。今明らかに含み笑いしやがったぞ。あの巨乳の閻魔
「あ、そうだ!閻魔大王もアイドルに」
{ほう。18の中に24の女が入れと?}
「あ、いや。なにか問題でも?」
{まあ、実際。やってみてもいいんだが、知っての通り。ここは忙しいのよ}
「へえ。初めて知った」
{…………なあバカにしてないか?}
「してませんよ。ならさ、誰か紹介できない?閻魔大王の力で」
{……………しょうがないなあ。ちょっと待ってろ}
そういうなり閻魔大王は近くにあった家庭用電話機を使いだした
やった。なんでも言ってみるものだな
{ああ、それでいい}
閻魔大王が受話器を置いて
{もうすぐにつくように一人手配したぞ。感謝しろ}
「ありがとう」
上下関係に多少の違和感を感じるが。まあ、一人見つけてもらった事だし、よしとしよう
{あ、そうだ。その二人っていうのはどこにいんだ}
「ああ、今外で待って貰ってる」
{入っていいじゃんよ。そんな気遣う必要もねえ}
あなたの威圧感相手にフランクは無理がある
「だってさ。おーい、いいぞ。入ってこーい」
{はいはーい}
{失礼する}
扉が開き、中から飯野、金城と順番に入っていく
その時、一瞬閻魔大王の顔がより怖いものになったが僕は気がつかなかった
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