第1章:ガンダム奪取作戦ーリヒオス視点

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ここでディアッカさんが軽い調子で言う。 ディアッカ「強行突破なら2機で良いんじゃねえか?バルデュス持ちとキャットゥス装備をそれぞれ1機ずつ出して、そうすれば火力も十分だし、動きが似通ったりしないから全部同じでないし、必要以上の火力もいらないだろ。リヒオス、お前のジンは?」 リヒオス「重突撃銃、重斬刀、キャットゥスです。」 ディアッカ「じゃお前と…あと…誰だっけか、ヴェルザギウス隊の…。」 ニコル「レフィオンさんです。」 ディアッカ「そうそう…その人!リヒオス、レフィオンと組んで連合の兵器を蹴散らしてくれ。」 僕が頷くと、イザークさんが小声で言ってきた。 イザーク(外に出たらレフィオンのいる所に向かう、合流したらこの話をして、クルーゼ隊長に報告しろ。) 僕は頷く。と同時に、皆が立ち上がる。一つの場所にかける時間は長くない方がいい。誰がこの話を聞いているか分からないから。 ヴェルザギウス隊っていうのはメンバーの殆どがザフトの古参メンバーで構成される部隊で、ジウス・レイモン・ヴェルザギウスさんを筆頭とするんだ。レフィオンさんは隊長と最も親交のある人で、同時に腕の立つパイロット(MSに限らない)なんだ。僕もパイロット志望だった時には手解きを受けたよ。 僕達が次に来たのは人のあまり居ない通り。まあ、さっきも言ったように移動したりしながら話すのが良いんだろうけど、長く留まりすぎても、歩きながら話すのも厳しいとなると、こういう場所で話すことになるのは…まぁ…仕方ないよね。 イザーク「じゃあ、最後の確認をするぞ。リヒオス、やることは?」 リヒオス「レフィオンさんと合流の後、行動の筋立てをクルーゼ隊長に報告します。」 イザーク「よし。俺達は作戦開始までもう少し歩き回る。有用な新情報が発見されれば、お前に無線で繋ぐからな。」 リヒオス「わかりました。」 アスラン「そちらも、作戦開始時刻までに状況が変わったりした場合はこちらに連絡してくれ。」 リヒオス「はい。」 イザーク「よし!では、ここから別行動だ。俺とアスランが言ったこと、必ずやるんだぞ。」 リヒオス「分かりました。」 リヒオスはそう言うとイザーク達を見送り、自分は周辺の建物を調べ始めた。
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