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「・・・あぁ・・。
悪かったな。中嶋ちゃん・・」
そう言いながら、藤本くんは、
ベッドから立ち上がった。
まだ少し戸惑った顔のままだけど・・。
荷物をまとめて、カバンを手に持つ。
「じゃあ。俺、行くわ」
「うん。ちゃんと顔見て
しっかり話し合って!」
「そうする・・。
ありがとうな・・」
慌てて、部屋を出ていこうとする藤本くんに向かって、
精一杯の気持ちを込めて言った。
「頑張って!」
きっと私よりずっと後悔している藤本くんを見てたら、
私の重かった気持ちも
軽くなっていく・・。
今なら、
ちゃんと二人を応援できる気がした。
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