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スマホに
要の連絡先を表示させながら、
少しだけ迷っていると
突然、音をたてはじめた。
着信・・!
要・・!?
なんて、タイミングの良さ。
なんの用だろう・・?
私は、少し息をのんで、
緊張しながら、『通話ボタン』を押した。
「もしもし・・」
「あ・・。ユキ・・?」
4ヶ月ぶりに聞く要の声。
心なしか、ちょっと固い気がする。
「うん。久しぶりだね」
「だな・・。
今日、休みか?
今、ちょっと話せるかな?」
「うん。今日は1日休みで、今、家に居るけど・・」
「そうなんだ」
「わ、私もね・・。
ちょっと話したいことがあったところなの」
要の緊張した声を聞いて、
私まで、なんだかドキドキしてしまう。
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