ハルトとミク

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「僕には家族がいないんだ。」 「えっ。寂しくないの?」 「寂しかったよ。でも今はミクがいるから寂しくない。」 「私はハルトの家族なの?」 「うん。今日からミクは僕の家族だ。」 「うれしい!ハルトの家族になれてうれしい!」 「それはよかった。」 「・・・ねぇハルト。」 「ん?」 「あの人は私を捨てたの?」 「あの人ってレンさんのことかい?」 「うん。」 「違うよ。レンさんは僕とミクを家族にするためにミクを僕に渡したんだ。」 「本当?」 「うん。」 「ハルトがいうならそうなんだね。」 「うん。あ、ミク、暗くなってきたからそろそろ家に帰ろう。」 「うん。」
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