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「は?出てって、、、おかしいでしょ私が出たら!!ルイほらっ」
と携帯をルイに向けるがルイは遠くに逃げていた、、、、
どうしょう。。。。
「莉夏、出てやれば。
俺が隣にいるから」
と直登が通話ボタンを押し、私の耳に携帯をあててきた。。。
えーーーー
「もしもし」
涼介さんの声、、、?!
違う。。。女の人の声。。。
私は心臓が止まりそうだった
「もしもし、ルイさんですか?」
私が黙っていると
電話の主はルイの名前を呼んだ
私は直登と目を合わせ
頑張って声をだした
「もしもし」
「あっ、もしもしルイさん?
私は婚約者の、伊集院桜子と申します。今、涼介さんはシャワーを浴びているので、、、その間にあなたに電話させてもらってます」
え?!
シャワー?
そして涼介さんの携帯を使って電話してるとか、、、
意味不明なんですけど。
「あの意味がわかりませんけど、、、
なぜ涼介さんはシャワーをあびているのですか」
「それは、昨夜私たちがホテルに泊まったからです」
「なぜ、涼介さんの携帯をつかって、、、勝手にかけてるんですよね?」
「はい。お付き合いされてる方がいると昨日涼介さんから伺ったので、どんな人かと思って。
でも、お付き合いは解消されると思いますよ。
私達婚約者ですから、、、
あっ、電話きりますね。」
そう淡々とした口調でしゃべり、急いで電話を切られた。。。
え。。。。
なに。。。。
なんなのこの人。。。。
そしてホテルに泊まった、、、
私はどうしたらいいかわからず
涙も止まらず
直登の胸に顔を埋めた
直登は私を優しく抱きしめてくれた
「このこと、、、ルイに、、、言うんだよね。
私言えない。。。」
「俺が言うよ、、、
でも今日はルイのそばにいてやってくれ。
俺が今日はルイの携帯を持っておくから、ちょっと出てくる。」
足早にルイの携帯を握り締め直登は
どこかに出て行った
「ねぇ、、、泊まったって聞こえたんだけど、、、
やっぱりそういうことになったの?」
ルイがドアから顔を出した
「真相がわからないから、、、
直登がいま、、、きっと
涼介さんのところに。。。」
「え?直登が?!」
「うん、ルイの携帯を持って、、、
出て行った」
ルイに納得できる答えをしてあげられないまま、、、わたし達は静まり返った部屋に二人で並んで座っていた
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