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「別れる?!別れないよ」
「でも、会うんですよね?
その親が決めた結婚相手に。今週、、、」
「あぁ。一応。会わないと向こうさんにも失礼だしね。
お会いして、きちんとお断りするつもりだよ」
「断れるんですか?
上級社会のこと分かんないんですけど、そういうのって、出来るんですか?
許されるんですか?」
「するしかないよね」
「それに、、、、
ルイのこと、此間付き合い始めたばっかで、結婚とか、それまじですか?
ルイの性別わかってますよね?」
「付き合ってる期間は関係ないでしょ。
まだ直登君は若いから考えてないかもしれないけど、付き合うってことは、将来を見据えてお付き合いしてるよ僕は。
きっと、ルイちゃんのことは
両親が反対するに決まってる
体裁をすごく気にする家だからね。
でも、僕には大事なルイちゃんなんだ」
「大事ってだけで、、、
これから先な、、、」
直登の口をルイが手で抑えて喋るのをやめさせた
「直登、もういいよ。
ルイは、、、やっぱり信じる涼介さんを。
今週、お相手の方にお会いして、涼介さんの気持ちがその方に向くとしても、それはそれでいい。
大事って言ってくれただけで、ルイは幸せ。。。」
「いや、お前それでいいのかよ」
「いいよ。だって、涼介さんが少しでもルイのこと、好きって思ってくれただけで奇跡だもん、、、
ありがとう、直登、、、
それに、涼介さんもありがとう
私と直登の失礼な態度に紳士に答えてくれて」
そう言うと、ルイの頬に涙がつたった
. ゜*。:゜
「いや、僕もきちんとルイちゃんに話しをしていなかったから不安に思わせちゃったんだね、ごめん。
ルイちゃんは、こんなに心配してくれる友達がいて羨ましいよ。
僕には、そんな友達いないから、、、
直登くん、君に守ってもらえるルイちゃんや、莉夏ちゃんは、幸せだね。
ルイちゃんに心配かけないようにするから、、、」
熱い涼介の視線はルイと直登の方にむけられた
直登もルイのことを大事に思っている一人。
「いえ、、、ただルイは俺にとっても大事な存在なんです。
傷つくところも沢山見てきてるし、悩みも人より多いし、、、少しでも力になりたいだけです。
また今週の結果教えてください。
なんか、あれですかね、、、お邪魔な感じになってますか?!(笑)」
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