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「あ……か、いちょ」
集会会場である会議室の前には博之よりも背の高いイケメンが立っていた
少し垂れた瞳の下にはホクロがあり、グレーのさらさらした髪には花柄のピン留めがつけられている
両手いっぱいに薔薇の花束を抱え、まるでどこかの王子の様だ
「幸弘(ユキヒロ)か、その薔薇は親衛隊からか？」
「ん……さ、き…ろ、かで……
りょ…て、い…ぱい、で……あ、け…れ、な……くて
？……へ、にゅ…せ？」
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