991人が本棚に入れています
本棚に追加
「サラッと流すのな」
ルイくんはフッっと笑う。
「オトナだからね」
「こんなに、ガチガチなのに・・」
そう言いながら、私の腰に回した手で、そっと体を撫でた・・。
やっ・・。
またしても体がピクンと反応してしまう・・。
「・・・・・」
私がこの位置で、どれだけ緊張してるか・・。
しっかり、バレてるよね・・。
ここまで年を重ねてきて、
男に免疫がないわけじゃない・・。
だけど、
初めてのデートも、
初めて触れ合う体も、
初めて言われる言葉も、
いちいち胸が高鳴るし、
体も反応してしまう・・。
どんなに、気持ちを誤魔化そうと思っても、
虚勢を張ろうと思っても、
やっぱりルイくんのことが、好きなんだ・・。
最初のコメントを投稿しよう!