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「こちら､ナルト1｡幼年訓練所全てのセキュリティ解除完了｡」
「こちら､ウルフ1｡幼年体の少年3人侵入を確認｡」
小さな体躯の住人には不釣り合いな広大な部屋で無機質な音を始終奏でながら作業に没頭する2つの影｡
カタカタと小気味好い音が双方の手から発せられ､一人はにやにやという副詞が付きそうなほどたっぷりと笑みを湛え､もう一人はそんな彼に呆れている｡
「なぁ､この呼び方やめね？」
滑るように指を走らせるナルト1と名乗った彼は行為を中断し､すぐ横で腰を下ろしているウルフ1に抗議をした｡
受けた彼は対応する為同じく作業を中断し､くるりと90°向きを変え微笑んだ｡
「いいじゃないですか｡この方が雰囲気出るし､それにナルト1なんてラーメンにのってるアレみたいで可愛いじゃ､ぶっ！」
「てめぇの意見は聞いてねぇ！！」
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