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「肝試しっていったらやっぱりここよね。」
「さすがプルルちゃん!」
「いきなり理科室…?こわいなぁ」
「ダイジョウブ、コワクナイ、ダイジョウブ、コワクナイ」
暗い廊下を懐中電灯片手に歩き、目的の場所に着いた彼らは各々思ったことを口にした。
夜の学校というのは不思議なもので昼とは違う表情を見せてくれる。
その効果なのか光に染まっていた時静まっていた感情が暴れ、鼓動が高まっていくのを感じる。
「さぁ、いくわよ!」
「プルルちゃん、度胸ある~」
「同感」
「コワクナイ、ヘイキ、ヘイキ」
最初に進もうと声をかけたのはプルルだった。
普段ならケロロが先頭をきっていくところなのだが、何時もより勇ましい彼女に見とれ流されるままついていく。
彼らにプライドというものはないのだろうか。
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