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「ぎ、ギロロくんッッ!!?ちょ、泣きながら出てっちゃったよ!?」
「はは……まさかあんなに驚くとは」
絶叫しながら出ていったギロロを尻目にケロロは苦笑を浮かべている。
彼の横にはケロン人の骨格を型どった模型。
ケロロがいたずらをして今の状態にあることを理解したゼロロは彼を追いかける為、足を向かわせた。
「ボク、追いかけてくる!」
「ゼロロ!?もう勝手にいくなよ!プルルちゃん、俺達も行k……プルルちゃん?」
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「ここ、どこだ?」
ギロロは驚いて理科室を飛び出したはいいもののひたすら走った為、自分どこにいるのか分からなくなっていた。
懐中電灯を持ってはいるが昼間とは風景が異なる故、自分の居場所もいまいち掴めない。
とりあえず元のルートを戻ろうと後方を向いた瞬間、ゼロロが走ってくるのが目に入った。
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