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「プルルちゃん、いないみたいだけどどうしたの?」
「そうなんだよ、プルルちゃんが……」
「私ならここにいるわよ?」
ばっ!っと声がした方に顔を向けると腰に手をあて、呆れたという表情を浮かべながら自分達を見るプルルがいた。
ケロロは状況を掴めないギロロとゼロロを無視し、躊躇いなく彼女に抱きつく。
「どこにいってたんだよ!?急にいなくなるから心配s」
「いなくなるも何も今訓練所に来たのよ?」
「「「 え゙…? 」」」
プルルは自分に抱きついたまま離れないケロロをべりっと引き剥がし、目を丸くしている三人組に説明するべく口を開いた。
「ギロロ君のお兄さんに迎えに行ってほしいって頼まれたの。何でも不思議な力が働いて私しか入れないようになってたらしくて。とにかくここまで来るの恐かったんだからね!」
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