大切な存在

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「あ゙ぢぃ……」     日向家の地下、居候する以前物置だった部屋の床に寝転がりながら夏という特有の季節に文句を言うケロロ。   現在はケロボールで快適な軍曹ルームへと改装されているが、クーラーが壊れてしまった為見るも無惨な姿を晒しているのである。     「軍曹さん、どうしたんですか?」     超空間を移動し、愛しの軍曹さんに会いに来たタママは蒸し蒸しとする部屋に多少顔をしかめながらも彼に駆け寄った。     「あ、タママ。我輩もう…」   「何、事切れるようなこと言ってるんですか!こんなとこにいるからそんな考えをしちゃうんですぅ。他の部屋に移動すればいいんですよ」   「そか!タママあったまいい~」
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