大切な存在

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この場で聞こえるはずのない声が耳に届く。   ケロロとタママは同時に声がした方に顔を向けると、にこにこと楽しそうに笑うシヴァヴァが瞳に映った。   きょろきょろと周りを見渡したがドアは開いていないし、天井に穴も空いていない。   いったいどこから侵入したのだろう……というか、     「何しに来たんですかぁ?」   「そうそう!タママに新発売のお菓子持ってきたんだよ。こういうの好きだろ?」     彼は思い出した!と云わんばかりにぽんっと手を合わせ、超次元ポケットから綺麗にラッピングされた飴を取り出した。   彼からそっと手渡され、包装を解くと何とも言えない色合いをした飴が姿を現した。   角度なよって青に見えたり、赤に見えたりして不思議な感覚を覚える。
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