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「この飴、マジック・キャンディって言うんだけど何でそういうか分かるか?」
「普通の飴じゃないからじゃないんですか?」
「ピンポーンッ!でも……」
シヴァヴァは口を動かすという行為を途中で中断し、再び超次元ポケットに手を突っ込むと手に収まるくらい小さな長方形の平べったいものを取り出した。
それはこの星にもあるガムというお菓子だ。
彼は二重になっている包装を解くと露出したガムの端を摘まみ――ボクの口の中へ押し込んだ。
「…っ!?」
驚き、押し込まれた時に下がってしまった体を元の立位置に戻す。
ケロロが自分の名を呼んだ気がしたが、首謀者を問いつめようと思い振り返ることはなかった。
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