第1章

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淳と沢山大事な話をした後、二人して爆睡した。 翌日、少し遅めに起床した俺達は東京から湘南までの道のりをカーナビに入れて出発した。 「なんか、今日姉貴も実家に帰ってきてるらしい。」 「え!菜々子さんいるの?!」 「ああ、旦那が出張でいなくて寂しいんだと。今日は土曜日だし、双子も学校休みで家にいるって。」 「わー!やった!」 淳の家は少子化にも関わらず大家族だ。 淳の一個上の菜々子さんに、高校三年生の双子、菜美と波緒。 女子二人男子二人のバランスが良いきょうだい。 俺が高校の時から仲良くしてもらってる。 実は菜々子さんは俺の幼馴染みと去年結婚して今は専業主婦なのだ。 「それより、そろそろ着くけど体調大丈夫か?」 「うん!今日はいつもより調子がいいんだ!」 「そうか!でもあんまり無理するなよ?」 「はーい!」 「元気でよろしい!」
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