滅亡

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国のなかでは、暴徒による混沌が続いている。 頼みの、自称"世界最高のエベルキン軍"は、真っ先に暴徒になってしまい、今や、兵器を持つ悪魔として、一般人を脅かしていた。 バックアップを受けられないばかりか、暴徒に背後から襲われる事態になり、メリアン合衆国軍は、一時撤退を決意。 そのため、邪魔なメリアン合衆国軍がいなくなったとたんに、サシン帝国が再び、侵攻を開始、 全土掌握も時間の問題と思われた時に、忠丹国が、侵攻、日本海側を押さえた。 1ヶ月を過ぎたころ、エベルキン大国という国は、消滅していた。 日本では結局、出番の無いまま、AILは、待機を解除された。 まだ、陣平は帰ってこない。 日本の国内でも、不穏な動きを始めた元の在日エベルキン人への対応が忙しくなりだしていた。 在日エベルキン人達は、日本がエベルキン大国を助けなかったとして、騒ぎ出したのだ。 来るなと言われて行きたくても行けなかったことなど、お構いなしに騒ぎ立て、 世界各地にいるエベルキン人までが、 こぞって日本を糾弾し始めていた。
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