0人が本棚に入れています
本棚に追加
月曜日━━━
この土日はアップルパイに費やした。
たくさん作ったけど、傑作を持ってきた。
凛「なんかいいにおい……あ、アップルパイ!?」
「そうっ!わかった?うれしい。」
凛「いつ渡すの?」
「それを凛に相談しようと思ってて。放課後の方がたくさん話せるかな」
凛「わたし放課後の方がいいと思う!」
「じゃ、言ってくる!」
凛「え!?そんな行動力あったっけ?」
「これは…今日渡さないとダメなんだもん。」
凛「うんっ。いってらっしゃい。」
「よしっ。」
隣のクラスを覗くと、北乃くんは男の子の輪の中で楽しそうに笑ってた。
あそこに突っ込む勇気はないな……
しばらく見てよう。
見ていたい。北乃くんの笑顔。
気づかれてしまったのか、北乃くんがこっちに向かって歩いてきた。
なぜか………隠れてしまった。
北乃「おはよ、咲ちゃん。どした?」
「あ、あのね、アップルパイ……」
北乃「お!作ってきたの?」
「そうなの…だから、放課後渡すね!」
北乃「やった。ありがと。楽しみにしてるね。」
「うんっ。」
よしっ!約束できた!
放課後どうするかだよね。
何話そうかな…
最初のコメントを投稿しよう!