第1章

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凛「んじゃ、先生来たし、席戻るね。」 「うんっ。」 って、えええ。 イケメンさん、わたしの前の席じゃん。 凛がまたこっち見てるー(笑) 先生「おはようございまーす!みんなお友達できたかなー?」 ほんと。ほんとに凛と友達になれてよかった。 しみじみ。ほんとに思う。 先生「じゃ、今日はもうおしまい。明日は教科書販売と……」 先生の話が終わる前に、みんなは立ち上がり教室から出て行く人もいる。 凛はこっちに向かってきた。 凛「咲ー!帰ろー!」 「うんっ!」 凛「奥野くん、また明日ね?」 奥野くん!? え、もうイケメンさんのお名前知ってるの!? 奥野「また明日。」 ニコッて、かわいい。いい人そう。 ま、わたしのことなんて全く見てなかったけどね。 凛「カッコいいー!って言っても、わたしは奥野くんじゃなくて、隣のクラスの北乃くんが気になってるんだけどね」 「え、隣のクラス!?」 凛「そーう!奥野くんの親友なんだって!でも、彼女いるだろうなー、ふたりとも。」 この子すごいわ。 調べ尽くされてる。こわい。(笑) 「彼氏、できるといいね!」
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