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「乾杯」
「乾杯。父さん・・・初陣怖かった。俺何一つ出来なかった。震えてきた。」
「そうか・・・」
幽華もKGUを離れることが多くて琥御架にも会っては居ないが、彼女の故郷である桑名に立ち寄ると懐かしい記憶と共に幽華がCODEについて話した。
「御前は不安定なアンバランスだ。木曽川は瑤子の策で動くが、しくじった場合俺が和平交渉に行く。商船だけでも護ってやらないと商人が泣くのを見たくもNAI」
幽華は歩き出した。木曽川を見て木曽川の流れに沿い幽禅も一生に同伴した。近くの珈琲屋では店員の美人バリスタと英矢と和雪と綾将が居た。
「お疲れちゃちゃんこ」
「アンタ達も働いたのだから良い事よ。」
珈琲屋に女性二人が入店してきて幽禅が居る個室に向かった。バリスタがコーヒーを入れて昭和のナポリタン三人分を出した。
「どうせいつも食べるヤツでしょ?」
「そうそうそうそう」
英矢はコーヒーを飲みながら綾将と話し合った。
「関ヶ原の一件以降カオルの厳戒態勢が厳しい。最悪な話し菰野市も打撃が大きい。そうなる前に友禅さんが紹介した人を今日来てくれているのだよ」
「あざっす。あざっす。あざっす。英矢さんありがとうございます。」
新聞の記事がカオル関係だ。英矢は極貧時代には、菰野市でストリートライブをやっていた時期があるのでそこで綾将と出会った。
「なぁ?お袋元気か?」
「ああ。元気だけど・・・・マジな。英矢?誰だろ?もう五分以上だ。おせぇ」
「アンタ等いつまでも居るの?お客さん居るのだけど、ちょー、邪魔~」
「おい、おい、おい、おい、おいおいいおいお、客だよ。俺」
カウンター席でゲラゲラ喋っていると、友禅が来た。
「御前等来ていたのだな。紹介するぞ」
着物姿で刀を腰に差してタンブラー片手にワインを飲む幽禅の後ろに背丈の高く美人で巨乳な人影を幽華と幽禅が見て友禅に挨拶した。
「先ずは親子に挨拶しろよ。こう見ても俺が決めた相手だぞ。木曽川攻略に欠かせない相手だ。」
幽華が立ち上がりカウンター席は人混みでバリスタが大変だった。友禅も紹介した。
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