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「初めましてご紹介預かりました。木曽川水軍の棟梁山室深早妃(ヤマムロミサキ)です。木曽川から伊勢湾から世界の七つの海を制覇して海賊業と貿易業と海上防衛営業の仕事で海の女です。父親は前MIU総理事長安濃津影親の娘。だから海のCODEを持っている。今回から海戦って事で、私が必要だ。友禅が泣きながら懇願したのだ。私の経歴を見て一応菰野藩士土方秋霖の子って事で綾将の監視を兼ねてきたわけ。フフフフフフフフフフフ」
深早妃は海賊帽子にネイティブアメリカンの耳飾りにサンダル、黒コート、黒ローブ、麻衣一枚だけの格好で剣・銃・槍・弓・斧・鎖鎌・刀などを腰に差したり、背中に背負っていた。三百六十日海で残り五日陸での生活。深早妃の船は全長870m級の大型の海賊船。海賊旗は土方家の家紋の家紋に髑髏の旗が張ってあった。
「近くに船が泊まっているのだよ。」
「そういうわけだ。」
「ちょ、ちょい、待ち」
幽禅が手を挙げた。
「俺の倅だ。深早妃・・・こいつは俺の餓鬼だ。木曽川の合戦は瑤子の策を採る。ミスれば、深早妃の船に乗りアルテミスの首を討つ。」
「はぁ~」
幽華は財布から五十万札を出して渋々と眉を顰めると海虎がそろばんを弾き自分の取り分半生を茶封筒に入れた。
「おおきに。すんまへん・・・ワテの名は三郷海虎と申しやす。ここ桑名の商いで商人してあります。御免なぁ~私の名海虎言うんや。」
深早妃はカウンターでジントニックを一気飲みして契約書を書いた。
「着いてきな。乗せてやるよ。木曽川の水域は厳しい。抑も戦艦隊の総攻撃を食らうだけでも沈む。覚えておくのだ」
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