0人が本棚に入れています
本棚に追加
「魔神天聖剣(Devil-Kirche am Schwert)!」
蒼い焔の輝く長剣を大剣で弾き返して幽禅の首を鷲掴みしたエンペラー。
「ぐっわぁ・・ああ・・・ああ・・・ああ・・あああっ!」
藻掻く幽禅を見てエンペラーが心臓に強力な焔を送った。
「一回その目で俺達自身を見ろ。一体御前達は何者じゃ?」
体勢を崩し床で寝転ぶ幽禅に部屋を後にした。
隣部屋には、綾将と瑤子が居た。(後の夫婦)綾将は将司の子で、父親同様に触れた物自体を刀に出来る。元々の菰野龍天術の申し子で十五歳当時には、剣術に右に出る者が居ないと言われていた。三階部屋には刀傷や銃弾の痕が痛々しく目立つ。
「菰野鬼覇(Wilde Pilze Ghosts Pa)“血龍剣(Blut Dragon Sword)鬼殺し(Damon Totung)”」
綾将が自分の血を刀に変えて鞘に納めて神速の速さで背後に突き瑤子が銃を放ち大剣で刀を押さえつけると床に手をつけて足蹴りして頭上から刀の鞘で相手の首を押し当てた。
「菰野・・・菰野・・・菰野鬼覇(Wilde Pilze Ghosts Pa)“天照天罪銃(Amaterasu Tag Waffenkriminalit)”」
腰のベルトから銃を取り出して発砲するとすり抜けて壁を蹴り上げて超神速の速さで刀が瑤子の胸に刃があてた。
「斬らない。俺は女や子供は絶対に手を出さない!斬らない!斬る相手は侍に恥じない俺自身が人を斬る時代に・・・・この腕で断ちぶった斬る。」
綾将は長い黒髪に黒コートを着て黒のジーンズに白いワイシャツに真紅のネクタイで、草鞋を履き腰には故湯川村正が打ち直した名刀を差している。瑤子が、活き上がらずに近くの洗面所に走った。
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・・ハハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ァアッ!」
綾将は手拭いで汗も拭き血をぬぐった。
「瑤子先生、瑤子先生、先生。俺も手加減無しの最大級弩級のMAXで行くぜ。菰錦豚のお力添えもあって元気バリバリで逝くぜ!」
最初のコメントを投稿しよう!