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「カオルお姉様?私達は先鋒の兵は幽華を落とします。同じく菰野武士の斬刀狩り殿もお引き受け申し立てようと思います。」
「ああ。頼むぞ。頼むぞ。頼むぞ。結羅・・・御前はよく働く。この西軍の総大将の器に相応しい。いや、私の目利きが良い」
結羅は銀の甲冑を着て大剣を担ぎCODEも成長させた。結羅は馬の手入れをしていた。結羅はこの関ヶ原の合戦に並々ならぬ気持ちがあった。カオルは見晴らしの良い松尾山に陣を構え終えた。未だに顔も見せずに黒ローブに黒いコートを着て、幽華を気に掛けていた。
「私も神のCODEに大分力の回復に時間が係った。御前達良いな?幽華や息子に気をつけろ。何かあるのではないが、私は今御前達顔を見せられない。」
カオルは関ヶ原の戦いに勝てると思い全員士気を高めた。
「おおおお!」
「我々一同は主である神に誓いカオル様の命あらば命も安い物だ。」
全員の意気込みとカオルの軍勢に旗が目立った。
「結羅侑奈結麻御比賂よ。うぬに感謝する。旗を贈呈させる。」
カオルは藍染めされた旗にそれぞれの家紋や紋章の旗を一人ずつ手渡しした。
「はっ、有り難き所存。私の場合は鷹に盾。良く物事を捕らえる一族に習わしだ。」
結羅は感謝した。続いて菱形の十字架・獅子の頭にオリーブの冠・蛇に不死鳥・龍・聖杯・剣・髑髏・星等の旗がそれぞれ幟として松尾山周辺の陣に立った。カオルは笑みを浮かべながら重い腰を上げて、剣を抜いた。
「藪?藪?藪?藪・・・甲斐。来いよ。来るのだ。甲斐?某の軍を任せるが南宮山に回って奇襲攻撃で退局は出来ない。恐らくな・・・」
藪甲斐は二十一歳の若者。短髪で黒コートを着て甲冑を着て双剣が目立つ。同じくCODEを持つ者。カオルが信頼を置く若手のホープで、藪は自軍とカオルの軍を率いて南宮山に向かった。同じく藪内は小高い丘に行き両軍を判断できる場所に十五万の軍を置き、そこで様子を見ながら剣を磨いていた。カオルは立ち上がり煙管を銜えながら、御比賂軍に、幽華達の陣を落とせとのことだ。
「はい。わかりました。御意」
「任せたぞ。私が力を溜めておくのも関ヶ原は私に味方する。再び日本が地獄送りに指をアソコもしゃぶってみていれば良い・・・・ハハハハハ」
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