第3章

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そして生きる為にここに至る いやー実際マジで追い出されるとは思わなんだ。 ホントズレてるよね。 え?別にここに来なくてもいいんじゃないかって? 今朝野宿してたら元「かーちゃん」から 「今どこ?」 って電話きてその後強制連行。 一階の階段出入り口で現在見張られてます。ありがとうございます。 さて見渡せばここには2:2の男女がいる。 皆どこか影のある人達ばかりだ。 本当に困っているのだろう。 しかし私以外に女の人がいるのには驚いた。 三つ編みメガネという芋芋しさがにじみ出ている程の地味さ! 現代日本の絶滅危惧種だ! 多分自分の自信の無さからこのような姿をしているのだろう。 他の男性達は皆、どこか虚ろな目をしていたり、ガリガリに痩せていたりと、危なさが滲み出ていた。
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