第2章

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なんて無礼な張り紙か そしてそんな張り紙を見つけて私に笑顔でそれを読ませる母は外道であろうか。 確かに私は使えない、気がきかないとよく言われ、歩けば転ぶどころか“千秋も歩けば棒に当たる”とまで言わしめた傑物である。 そして今年の3月に高校卒業してから9件のアルバイト先を首になった現役ニートだが こんなチラシを目を「円」マークに輝かせて実の愛娘に見せつけるのは外道以外何者でもあるまい。 これはいくら我らの絶対守護神「かーちゃん」でも許せぬ! 私はニートの天敵「かーちゃん」を論破できるという確信を得て「かーちゃん」に向き直る。 ん? 「円」マーク? 母の輝いている目がそんな非道な本文を丸無視して一番下の方を見ていた。 そこには 給料50万 いやこれあかんやつや
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