第3章

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そして今日。 私は小さなオンボロ雑貨ビルの二階にいる。 詳しく言えば私を含めて4人の人がそこに置かれていた錆び付いたパイプ椅子に座っていた。 皆不安そうな表情をしている。 昨日に遡ろう あの後 ライバルを減らす為と言ってチラシを引きちぎった母と買い物を済ませ 現在家のリビングで家族会議中である。 「いやこれって危なさしか感じないんですけど?」 「なに言ってんのよ!50万よ50万!腎臓でも肝臓でも心臓でもかまやしないわよ!」 「なに言ってんのよ」 心臓まで許容範囲とは流石「かーちゃん」恐れ入ったよこんちくしょう。 「まぁ冗談はさておき、ね?」 ね?じゃねえだろ。 これあーんな事やこーんな事をするハメになるよ!最悪ホント心臓やら腎臓やら持ってかれる! 「母よ、あたしゃまだ死にたくねぇの!」 「そう・・・」 母は机に目を落としてため息を吐いた。 いやこの人マジでやらす気だったのか!
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