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天力は、生命ある者には必ず宿っていると言われ、人間はもとより、動植物や無機物にも含まれ、大気中にも充満している。
天力を持つ者は八種ある属性のいずれかに分類され、人間で言うところの血液型の違いに近い。
まれに二種の属性を持つ者がいるが、同位に分類される属性を持つことは不可能であると考えられている。
よって、二種の属性を持つ者は、上位一種と下位一種であり、それ以外の前例はない。
胸の中心、ほぼ心臓の位置に「天力の器」と呼ばれる不可視の器官が存在する。
器の大きさは個人差があるが、一般人では直径およそ4~5cmほどの球体。
その大きさによって体内に宿る天力の量が左右される。
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