登場人物紹介:常闇の樹海

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◯ラナーシャ=グニア=バルゴ 長年、常闇の樹海で番人として侵入者を退けてきた。 その正体は獣人の少女。実年齢は41歳だが外見は10代前半。小柄で、生来の獣人の特徴を活かした身軽さと高い身体能力を持つ。さらにオルフィの血族から様々な教育を施されており、家事も戦闘もお手の物。 愛用の武器は両腕に装着する三本爪で、それを利用して木々の間を自在に跳び回る。 錬術は三本刃の巨大な手裏剣のような形状をしており、ある程度の軌道修正が可能。 髪は白に近い茶色で、うなじが隠れるほどの長さを後ろで簡単に束ねている。 招獣の一族が本来宿す雷属性に加え、風属性も併せ持つ。また、母親の胎内で獣属の眼が生成されたが、何かしらの要因でそれが額に取り込まれ、闇属性を宿すことになった。その結果、雷、風、闇の三種の属性を扱うことができる。 ギドナーの実の娘であり、かつてオルフィの元に訪れたギドナーが幼いラナーシャを彼女に預けた。その理由のひとつが、ラナーシャの額に取り込まれた獣属の眼であり、それを切っ掛けにオルフィは獣属の眼の特性を発見するに至った。 他にもギドナーがラナーシャを連れてオルフィの庇護を求めた理由があるが、現時点では明かされていない。 主人公が村でギドナーから聞いた身の上話の中で、とある国の第何王女と恋仲となって娘を授かった、というものがあったが、それが事実かどうかは定かではない。 オルフィのことを師と仰ぎ、同族であるミスティにも敬意を払っている。幾人ものオルフィの血族から厳しく指導されたことも理由のひとつ。 幼い頃の僅かな記憶から、自分を置いて去った父に対して寂しさを紛らわせるように憎むようになり、同じように母にも向けるようになる。 それが転じて父と同じ種族である人間と、母と同じ種族である招獣の一族を嫌う。
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