第1章 ログフォースの本質②~ 優真の心情~

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「う……ん……」 すると、優真はこちらをボーッとした表情で見つめ、曖昧な返事を返してくる。 不思議に思い、首を傾げ眼前まで近づくと優真は、火がついたかの様に顔を真っ赤に染めだした。 「う?……どうした?」 「なーっ!?なんでもないよぉー!?」 しまいには、顔を背けられてしまう始末。 より不思議な行動を取る優真の顔を必死に覗きこもうと試みる。 「う?うー?」 「ちょっと…見ないで!?」 必死にディフェンスしてくる優真を掻い潜り、覗き込んだ表情は、真っ赤になり動揺している様だった。 「なんだ?優真。 顔が赤い…熱でもあるのか?」 と、昔、風邪を引いた時に、由奈がしてくれた様に、優真の額に自分の額をくっつけてみる。 熱は無い様だ。 だが、優真はより真っ赤な顔で頭から煙まで吹きはじめた。 「はわっ!?はわわわっ!!?」 「うー!?本当に大丈夫!?」 「だっ!?大丈夫だよぉー!!」 と、留奈を突き放し、再び胸を押さえながら、背を向ける優真。 そんな姿を不思議に思いつつも、切りが無いので、その疑問は後回しにしようと考え、優真の手をつかむ。 「う?…熱は無さそうだから… 大丈夫なら、そろそろ行こう?」 「う…うん……。」 こうして、留奈に手を引っ張られ、2人はアトリモールへと向かうのであった。
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