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それから宗佑と一緒に過ごすことが多くなった。
移動教室や、グループ学習などなど。
僕は次第に怖くなっていったんだ。
こんな地味で、平凡以下のやつにただ興味本位で近付いて、かまってやってるだけなんじゃないか。とか、いつか手のひら返して僕の前からいなくなってしまうんじゃないか。とか。
宗佑「どうかした?顔色悪いけど…
保健室行く?」
「いや、いい」
そうだ。他の人に取られるくらいなら。
「ねぇ、宗佑」
「僕のこと、好き?」
“僕のモノ”にしてしまえばいいんだ
宗佑「もちろん、好きだよ?」
それは友達としての意味?
「それなら、僕の名前、知ってる?」
宗佑「えっ…えーっと、……」
何で知らないノ?
無知な悪い子にはお仕置きしないとね。
宗佑「っ///何して!?///」
「ん?何って、そんなの僕のモノっていう印をつけたに決まってるじゃん。
これで、悪い虫は寄り付かないかな?
後、僕の名前は………」
耳元で囁いてからキスをする
―宗佑。君と同じ名だよ―
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