最愛の家族の別れ

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嫁との生活が元に戻らないのがわかった俺は 『最後に姫とチビ侍と話してもええかな?』 終わったって気持ちで 最後に二人の顔見たくて 話したくて 幸せの記憶刻みたくて 誰よりも愛した家族が揃う最後の瞬間を待ちました。。 玄関から姫が。。 チビ侍が。。 姫は 涙。。涙。。涙。。 思わず走り寄り胸高く姫を抱きしめて 『ごめんな。。 辛い思いさせて ごめんな。。 寂しい思いさせて ごめんな。。 ママや家族守れんで ごめんな。。 弱いパパでごめんな。。 けど誰よりも姫の事が大切で 誰よりも姫の事大好きで。。 パパの夢は姫が大きくなっていつか本当に大切に思えて大切にしてくれる人見つけた時に その人に 「どうか娘の事をよろしくお願いします」って泣きながらお願いする事やったねん。。 パパはきっとその場におることは出来へん。 姫の幸せになる姿を見たかった。 こらからも姫と色んな思い出つくりたかった。。 パパが壊したねん。。 ホンマごめんな。。』
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