#17 月下の誓い

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ふっ、 「ふざけんなあ!!哲太!!スケベ!下ろせバカ!」 「やだね、次ヒップ測定」 あたしの太腿の下に回した手が、気のせいじゃなくもそっと動いて。 「!!」 もうっ!! あたしは哲太の襟首に、ガブって本気で歯を突き立てた。 「痛てえええ!!」 叫んで、はずみでよろけた哲太からあたしは飛び降りた。 数秒絶句して、首の後ろに手をやってしゃがみ込む哲太。 「……おま、本気で噛むか!?普通っ」 「うるさいっ!!バカ!!」 真っ赤になって捨て台詞投げつけて、すっかり元に戻った足をドスドス言わせながら、門の方向け歩き出した。 明枝おばちゃん。 残念ながら、 哲太は動物以下でした。
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