不協和音

誰か覚えていて欲しいな。

もう死んだ方が楽なのかな？
でも死んだら独りになるのかな？

こんな気持ちを皆に言ったらどうなるんだろうね。
小説みたいに私を救うのかな？
それとも排除するのかな？
きっと表面上は心配するんだろう。
でも心の奥では気持ち悪いとか、嫌いとか思うんだろうね。

そして私はまた独りになるのかな。

救って欲しくないとか私はいうけど、こんなもの書いてる時点で救って欲しいのかもしれない。

本当はずっと泣きたかった。
本当は皆と仲良くしたかった。
本当はいつも辛かった。
本当は怖かった。
本当は嫌だった。
本当は救って欲しかった。

どうすればいいのかもわからない。
何をすれば良かったのかも分からない。
どうやったら仲良くなれたのかも分からない。
どうしたらここから抜け出せることのかも分からない。
泣いていいのかもわからない。
救われていいのかもわからない。
死んだ方がいいのかもわからない。

…………………私って意外と思い詰めてるんだね。
そんなこと気にしていないと思ってたのに。
ああ、泣きそうになるけど、やっぱり泣けないね。

誰かいませんか？
私を見てくれる人。

誰かいませんか？
私と仲良くしてくれる人。

誰かいませんか？
私を嫌わないでいてくれる人。

誰かいませんか？

私を、救ってくれる人。

誰かいませんか？

誰でもいいから。

私はここにいます。

そんな風に自己主張してみよう。

誰も気づいてくれないだろうけど。

私という存在を、ここに私が居たことを。

誰か覚えておいて欲しいな。

それでもきっと私はいないんだね。