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凄くダルい。
ロープレで欲しい武器がやっと手に入ったと思ったら補正が低すぎた時くらいダルい。
何がダルいって?
龍=面倒事って言うのはファンタジー世界ではよく有る事じゃないか。
『ほっほー!聞こえておるのぅ?お主聞こえておるのぅ?』
ボクに構わず引き続き佇んでいて下さい。
『こりゃめでたいのぅ!久しぶりにヒトが来たと思えばヒトではなく、久しぶりに声が届くかと思えば無視される!理から逃げ、目の前の事実からも逃げるか!ほっほー!ほっほー!』
なんだ、こいつもアレか。
アレと同じなのか。
「全てを理解したと思いこみ、目の前の事実を理解しようとしていないのは君も同じじゃないか」
無性に腹が立つ。
どいつもこいつも人外扱いしやがって。
『ほっほー!先程まで存在すら否定していたお主が言えたことではないのぅ!どうじゃ!儂と少し話をせんか?』
どれだけ会話に飢えてるのか知らないけど、ボクにはやらなければいけないことが有る。
『ほっほー!魔法と言うモノについて話そうではないか!』
『今すぐ全てを教えろ』
いつもとは何処か違う声がボクの体の中から出てきた事にとまどいつつも、龍の顔つきが変わったことを理解した。
『ほっほー…時が経つとは本当に楽しい事じゃのぅ…』
龍は心底楽しそうに笑っていた。
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