鍛錬弐

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まずは普通の魔法の練習をしよう。 基本的な四大元素といえば… 火・水・風・土の四つ。 これは錬金術としての考えだから間違ってるのかもしれないけど。 世界は四つの元素から成っているっていう考えボクは嫌いじゃない。 単純でいいし。 日本なら陰陽道から火水木金土だろう。 正直金と土が被ってるような気がする。 金属は土の中で生成されるものだし。 まぁ、そんなご託はどうでも良いんだけど。 まずは魔法と言うモノに関して訪ねてみる。 「魔力ってのはどうして魔法としてこの世界に顕現するんだろうね?」 これがどうしても解らない。 元々魔法の無い世界で暮らしていた記憶しか無いボクには余計だろう。 『ほっほー!この世には神と呼ばれる個がおるんじゃがのぅ!その神の力を魔力という贄を捧げて一時的に顕現させておるんじゃ! というのはヒトの考えで、ただ火を出す程度なら、そこら辺に落ちとる火の気配を吸った魔力が元の姿をみせとるだけじゃな! 確かに神の力と言うものは存在するがのぅ…』 最後は小さくつぶやくように言っていた。 おそらくただのヒトでは制御出来ない力なんだろう。 そして魔法と言うのはどうやら、魔力と言うものに熱を加えたり、空気中の水分を加えたりして行うモノらしい。 風はそのまま流れる空気なのかな。
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