鍛錬弐

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『ほっほー!さっきの言葉で理解したとは思うがのぅ、魔力に何かを加えれば魔法になると言う事じゃな!何処でどの魔法を使っても同じと言うわけではない、と覚えておくといい!』 近くに水が無ければ水は弱くなるし、風が流れない屋内等なら風は弱くなるって事か。 恐らく校内では割合を調整しているからどんな魔法でも使えるんだろう。 そういえば前まで無かった池、と言うより噴水があった気がする。 「じゃぁとりあえず此処に有る水・風・土の練習しようかな」 どうみても火は此処に無いし。 『さっき言ったようにそこに有るものは使える訳じゃが例外としてこの場でも火が普通に使えるんじゃな!』 何故?溶岩が下に流れているとでも? 『理由は儂が居るから、という至極簡単な理由じゃな!それは何故か?龍は体内に炎を持つからじゃのぅ!一部例外はおるが、ほとんどの魔物は属性というモノを持つ訳じゃ、難しいのぅ?ほっほー!』 一瞬でも疑問を持ってしまった自分が恥ずかしい! 思いっきりバカにされてしまったから余計に! 「解ったよ、それなら四種の魔法をまずは練習するから…そうだなぁ…的に成ってよ?」 間髪入れずに準備していた魔法を放つものの、オルニティアにとってはボクの魔法なんて蚊が止まったも同然のダメージしか与えられないらしい。 『気づいておったからのぅ?別に怒りはせんが、他の若造共ならこの一撃ですぐ頭に血が上るからこれからはせんようにな?』 子供扱いされてることをひしひしと感じとり、顔がカーっと熱くなるのを感じた。
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