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夕方、華原さんが診察に来てくれたので、一応貼り紙の件についてささやかな文句を言ってみるも。
「あれでも優しすぎるくらいよ。1週間後の開店日に、客全員から袋叩きにあえばいいんだわ。」
華原さん、同族に容赦なし。
「あの・・・ミハイさん、どうしてます?」
入院から一度も来ない。
不安がないと言えば嘘になるが、どうせ華原さんが止めているんだろう。
「アレなら、院長室にずっと入り浸ってるわよ。」
やっぱり。
「こちらが油断すると、ここに来たがるし。で、見張ってると、5分おきに泉実ちゃんの容態はどうだ診察に行ってこいってうるさいし。とんでもないウザ男だわね、アレ。」
うわぁ、本当にうざい。
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