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クリスマス当日、彼は彼女をつれ、病院をでた。
勿論、呼吸機がないと危険なのはわかっている。
それでも、それでも彼女と、彼を信じてくれた彼女と、1日を共に過ごしたかった。
彼女は何も言わずついてきてくれた。
「こんな、こんな情けない、あなたを守ることさえ出来なくなった僕ですが、
良ければ、結婚してください。お願いします。」
彼は2度目の告白をした。
彼女は、にこやかに笑ってくれた。
彼は泣いてしまった。
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