初めての甘い夜

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静かに唇が離れていく。 触れた時と同じように、ゆっくりと丁寧に離された。 富川さんが私を見つめ、優しく微笑む。 「狭い部屋だけど、あがって」 「……おじゃまします」 キスの余韻でドキドキしながら、富川さんのあとを付いて室内へ進む。 こじんまりとした1DKの部屋。 建物は古いけれど、室内は綺麗にまとまっていた。
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