儚い蜜月-2
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「ぇっ……」 驚きの声は唇で塞がれた。 予想外のキスで頭は真っ白になる。 嘘でしょ、どうして…… まさか富川さんが会社でキスなんて…… 心臓がバクバクして、倒れるかと思った。 富川さんが唇を離し、悪戯っぽい笑みを浮かべて言う。 「みんな帰って、僕たちしかいないよ。ベランダで話そうか」
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