儚い蜜月-2

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私は富川さんと一緒にベランダへ出た。 空を見上げると、丸い月が美しい。 私たちは隣に並んで、しばらく黙ったまま空を見ていた。 「月がキレイだね」 「ほんとに」 「いつもはただの喫煙所だけど、今日は全然違う場所に感じるよ」 富川さんの腕が私の肩に回った。 私はドキドキしながら、夜空の月に集中しているフリ。
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