不信と不安の中で-2

11/30
前へ
/30ページ
次へ
カフェに入って来た潤也は、私たちの席に歩み寄る。 「おぅ! 珍しいトリオじゃん! 三人で飯?」 潤也はごく自然に杉崎君の隣に座った。 潤也の登場で場の空気がガラリと変わる。 それまで悲しげだった愛理ちゃんは、急にイキイキと表情を輝かせた。 「潤也さん、どうしたんですか?」 嬉しそうに声を弾ませて尋ねる愛理ちゃん。 「いま営業先から帰って来たんだよ。会社に戻る前に此処でコーヒー飲もうとしたら、三人を見つけてさ」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

48人が本棚に入れています
本棚に追加