不信と不安の中で-2

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私はパソコンのキーボードから手を離し、携帯を見る。 送信者は杉崎君。 『優衣さん、すいません! 仕事が終わったらカフェに来て下さい。お願いします!』 どうしたんだろう……? 今日も仕事は多くないので、行こうと思えばもうすぐ行ける。 田中部長と富川さんは忙しそうに残業していたが、私は二人を残して会社を出た。 カフェに入ると、杉崎君と愛理ちゃんはすぐ目に付いた。 入口付近の席で向かい合っている二人。
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