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私が近づくと、二人は同時にこちらを見た。
「優衣さん、酷いですよー。約束が違うじゃないですか!」
いきなり怒り出す愛理ちゃん。
私は戸惑いながら愛理ちゃんの隣に座った。
杉崎君が謝りながら事情を説明する。
「すいません! 愛理ちゃんは優衣さんと話したかったみたいで……。それなのに俺が来たから怒ってるんです」
「だって、私が約束したのは優衣さんですよ! 杉崎さんが来るなんて、一言も聞いてません!」
しょっぱなから激しい感情をぶつけられ、動揺する私。
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