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富川さんや杉崎君も、心配そうにこちらを見ている。
私はみんなの視線を避けるように、パソコン画面に集中した。
仕事に没頭することで、午前中は何とか乗り切った。
だけど、憂鬱な昼休み。
憂鬱の一番大きな原因、愛理ちゃんが三階に現れた。
私は愛理ちゃんを避けたくてフロアを出ようとするが、背後から声をかけられる。
「優衣さん、もう大丈夫なんですかぁ?」
本気で心配していない、形だけの言葉。
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