嵐のような日々

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「大丈夫よ」 私は愛理ちゃんに背を向けたまま告げ、逃げるようにフロアをあとにした。 階段を駆け下りて通りに出る。 一刻も早く会社から離れたかった。 ランチを食べる店も決まらず、通りを小走りしていると、こちらへ向かって来る潤也が見えた。 私に気づいた潤也が尋ねる。 「オマエ、今から飯?」 「うん」 「体調は? 元気になったか?」
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