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最後まで読み終えた私は、携帯をベッドに投げつけた。
悲しくて悔しくてたまらなかった。
メールに書かれていたのは、愛理ちゃんのことばかり。
夏雄君の心を占めているのは、今や完全に愛理ちゃんなのだ。
どうしてみんな愛理ちゃんに騙されるの?
外見が凄く可愛いのは分かる。
でも同じ会社で毎日接していれば、男性に対する態度を見ていれば、愛理ちゃんの本性なんて分かるじゃない!
もうヤダ……愛理ちゃんの顔なんか見たくない……。
富川さんにも夏雄君にも会いたくない……会社にも行きたくないよ……。
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