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「うちの人数だと、めちゃくちゃハードになるからですよ。施工図だって大変だし、工事は夜間が多い。終電後の作業がメインになるかもしれません」
「なるほどね」
富川さんが納得した相槌を返し、潤也は言葉を続ける。
「俺とか営業部はイイんですよ。この物件が上手くいったら、別の駅もうちに頼んでくれます。大変なのは設計部と工事部です」
潤也がそこまで説明した時、社長がパンパンと手を叩いた。
「人手なら心配するな! 万が一の時は、知り合いの職人にも声をかける。助っ人を頼むから」
「分かりました。それなら何も心配ありません」
潤也が言い、富川さんも了解した顔。
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