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ここまでは特にいつもと変わらない。
社長は渋い顔でゲキを飛ばす。
「まだまだ努力が足りないな! うちみたいな小さな会社は、一人一人が少し意識を変えるだけで、飛躍的に成長する場合もあるんだぞ! 全員が会社の柱だと分かっているか?」
みんな黙って社長の叱咤激励を聞いていた。
気まずそうに俯くメンバーもいる。
社長は咳払いをすると、営業部の方を見て告げる。
「次に営業部の各メンバー! 今の進捗状況と来月の目標を一人ずつ話せ!」
私が潤也を見つめると、潤也もこちらを見て目が合った。
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